2013年1月24日木曜日

GGJ Diversifier system参考訳


GGJ2013の「実績」条件を翻訳しました。ご参考までにどうぞ!

「GGJ Diversifier system」は GGJ で作成されるゲームを多様化すること、そしてゲームジャム経験の豊かな参加者にある種の課題を提供することを目的としています。これはいわば、"ご自由にお選びください" 形式の "しばり" で、各チームは好きな項目を選んで挑戦してもいいし、一切無視してもいいわけです。Diversifier に挑戦する場合は、ゲームをアップロードする時に挑戦した Diversifier にレ点を入れてください。繰り返しになりますが、これは強制的に課せられる制約では全然ありません。クリアしても別にポイントも得られません。あなたが初めて参加するのなら、まずは基本的な制約に集中して、日曜日に完成させられる目処がきちんと立ったところで挑戦する Diversifier を選んでみることをおすすめします。

Global Game Jam 2013 Diversifiers

※Diversifier (ディヴァーシファイヤー)= 開発作品を多様化(diversify)させるための基準」の意で、一昨年まではAchievementと称されていました。完全に任意&自己申告制のものです。

1. 箱入り上等

作品の全要素が単一の画面内で完結しており、一切のスクロールおよび画面遷移が起こらないこと。

2. 発色の真髄

作品に基本16色しか使用していないこと:
http://www.december.com/html/spec/color16codes.html

3. アタリの時代

作品のファイル容量が4KB以内であること。

4. 黒歴史踏襲

ゲーム世界の状態がプレイセッション間で持ち越され、セッション中に起きた変化が以降のセッションでのゲームプレイに影響すること。

5. あべこべ仕様

ゲーム要素の1つ以上が通常期待される挙動と逆の挙動になっている。 例:コントローラーの方向対応が逆転している(左入力で右へ移動、右入力で左へ移動)、ミスするたびに残機数が上昇する、スクロール方向が左で自キャラがムーンウォーク移動する、など。

6. ボーッドしてねぇで進めれ

人気ボードゲームにインスパイアされているが、まんま移植ではない、ゲーム作品であること。

7. 真実は外にある

天候、時間帯など、実世界の何らかの要素がゲームプレイに影響すること。シナリオ上の要素のみでは不可で、必ずゲームプレイに何らかの影響を及ぼす仕様であること。

8. チート自重(重点)

ゲームワールドのルール適用に際してプレイヤーによる任意協力(息を止める、目をつぶる、など)を想定したゲームシステムであること。

9. 祭りは大勢で

作品が同画面もしくは複数画面での対戦プレイないし協力プレイが可能なマルチプレイ式の、いわゆる「パーティーゲーム」であること(ミニゲームベースである、ユーモア要素がある、4人以上でのプレイが可能、観戦者にも楽しめる要素あり、など)。

10. 10匹の子ブタ

ゲームプレイに関連した操作(ポーズ等のシステムまわりを除く)に10以上のボタンもしくはキーを使用する作品であること。

11. 一緒のほうがステキ

プレイするのに2つ以上の異なる種類のモバイルデバイスを必要とする作品であること。

12. 全年齢対象

作品が一切の暴力描写(マンガ的暴力を含む)を含んでいないこと。生きたキノコ型の敵を踏むのもアウト。既に死んでいることが明白であるアンデッド(不死、ゾンビ等)系の敵を含め、どんな敵を倒す表現もアウト。

13. バリアフリー

特定の障害をもつプレイヤーにもプレイ可能になるように意図してデザインされた作品であること。

14. 目印は×マーク

ジオキャッシング などの位置情報ベースの要素を含むか、プレイヤーに1ヵ所以上の特定の地理上の地点に移動することを求める 作品であること。

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15. 大局的な見地

政治的問題、環境問題、もしくは社会的問題に触れる作品であること。

16. ウェブり力と共にあらんことを

プラグインなしでブラウザ内でプレイ可能な作品であること。

翻訳:矢澤竜太、画龍点睛