2015年5月7日木曜日

IGDA Scholarship: CEDEC2015 & TGS2015

Apply here: https://goo.gl/x1RYVD
Application Deadline: July 6 (Mon) *Japan local time

Overview

The IGDA scholarships programs provides opportunities for students to attend major game development conferences around the world, including GDC and E3.

Here at IGDA Japan, we are pleased to introduce a scholarship program for CEDEC (Computer Entertainment Developers Conference) and TGS(Tokyo Game Show). thanks to the generous cooperation of CESA(Computer Entertainment Supplier's Association).

Applications are now open till July 6 . Chosen applicants will be given a game
studio tour along with the choice of either a CEDEC Regular Pass, or a TGS Business Day Ticket for free. Both CEDEC and TGS are one of the biggest game developers' conferences, in Japan and Asia respectively. Our goal is for the chosen scholars to find both the conferences and their time with other scholars fruitful.

Course 1: CEDEC
August 25 (Tue)  Studio Tour / Convivial Gathering
August 26 (Wed)  CEDEC
August 27 (Thur)  CEDEC / Developers Night party
August 28 (Fri)  CEDEC

Course 2: Tokyo Game Show
September 16 (Wed)  Studio Tour / Convivial Gathering
September 17 (Tur)  Tokyo Game Show (Business day)
September 18 (Fri)  Tokyo Game Show (Business day) & "Sense of Wonder Night"
September 19 (Sat)  Tokyo Game Show (Public day)& "Indie Game Corner"
September 20 (Sun)  (Tokyo Game Show (Public day))

NOTE:
- Each schedules is subjected to change without announcement.
- A One day ticket for a Public Day(Sep.19) at TGS will be given to every scholars.

Scholarship Details

- Either a CEDEC Regular Pass or a TGS Business Day Ticket will be provided.
- Scholars will be given a tour of a game studio in Tokyo area, where they will get the opportunity to the studio in action and talk with its developers.

- A relevant industry professional will also be assigned to the scholars as a mentor during the event period.

Studios Tour in 2015

CEDEC course
- Aiming Inc.
- GeePlus,Inc.
TAYUTAU K.K.

TGS course
Aiming Inc.
- LAND HO! CO., LTD.
- DeNA Co.,Ltd.

How many students are participating?
A total of 18 applicants will be chosen, 9 for each event.

Notes:
- Scholars can only choose one conference (either CEDEC or TGS)
- former scholars for CEDEC and TGS scholarship can't send any applications. Other scholars (GDC, E3...) will be acceptable.
- Associated costs such as travel fare, accommodations, and meals are NOT covered by the scholarship program
- The studio tour is subject to cancellation based on the studio’s schedule. However, scholars will still be able to attend the conference they chose.
- Every scholars have to write a report in English or Japanese after programs. They will be uploaded on website (check them).
- Every scholars have to cooperate with our survey. It will be send to studios which cooperate tours.

How To Apply

Please carefully read through the conditions below before filling out the application form. A link to the application can be found at the top of this entry.

Prerequisites (applicants must fulfil the following conditions)
- daily conversation skill in Japanese (This program is open for international students but Japanese speakers should have priority for selection)
- Applicants must be 18 years old or older
- Applicants must be a currently enrolled student in a vocational school or college, or a recent graduate
- Applicants must be fully interested in working in the Japanese game industry
- Applicants must be a IGDA member (registration can be done, an IGDA membership number is required as part of the application form)

Deadline: July 6(Mon) *Japan local time

Mentors wanted!

IGDA Japan is currently looking for game industry professionals who wish to provide an exciting and fruitful experience for chosen applicants of the scholarship program. Mentors will accompany the scholars during the period, helping them with career advice, introductions to other professionals, or with any questions the scholars may have. Please be aware that mentors are asked to accompany the scholars for at least one hour a day during the event (either during CEDEC: August 26 - 28, or during TGS: September 17 - 19).

If you wish to become a mentor for the CEDEC2014 & TGS2014 scholarship program, please email us (contact information at the bottom) with the following details by July 31st (Fri):
- Your name
- Company name
- Job title
- Experience in the game industry
- Latest title you worked on
- Mobile number
- Facebook link (if applicable)
- Estimated time you can accommodate for the scholars during the event

*Please note that mentors will NOT be provided with a CEDEC or TGS pass

Is your studio ready for a student tour?

IGDA Japan is currently looking for game development companies who are interested in giving chosen applicants a tour of their studio. For more details, please contact us at the email address below.

Contact

For all queries regarding the program, please contact Kenji Ono (IGDA Japan Chairman) at info@igda.jp .

IGDAスカラーシップ for CEDEC2015 & TGS2015

申し込み https://goo.gl/tlZafZ
締め切り 7月6日(月)

概要

国際ゲーム開発者協会(IGDA)では、ゲームディベロッパーズカンファレンス(GDC)やE3といった世界の主要ゲームイベントに対して、スカラーシップ(奨学生)プログラムを実施し、幅広い層を対象に参加サポートを行っております。

今年も一般社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)のご協力を受け、国内においてもコンピュータエンタテインメントデベロッパーズカンファレンス(CEDEC)、東京ゲームショウ(TGS)において、同様のプログラムを開催できる運びとなりました。

IGDA日本はIGDAの協力のもとで全世界のスカラーシップ志望者に対して募集を行い、選抜を実施します。合格者にはCEDECのレギュラーパスか、東京ゲームショウの参加権を授与いたします。また、協賛企業によるスタジオツアーなどを計画中です。

CEDECは日本最大級のゲーム開発者向け技術カンファレンスで、東京ゲームショウはアジアNo.1をめざすゲーム見本市です。これらのイベントに参加し、同世代の奨学生と交流することを通して、たくさんの刺激を受けていただければ幸いです。

■コース1:CEDEC
8月25日(火) スタジオツアー
8月26日(水) CEDEC参加
8月27日(木) CEDEC参加/デベロッパーズナイトパーティ参加
8月28日(金) CEDEC参加

■コース2:東京ゲームショウ
9月16日(水) スタジオツアー
9月17日(木) 東京ゲームショウ ビジネスデイ参加
9月18日(金) 東京ゲームショウ ビジネスデイ参加
       センスオブワンダーナイト参加/懇親会参加
9月19日(土) 東京ゲームショウ 一般公開日参加  インディーズゲームコーナー参加
9月20日(日)(東京ゲームショウ 一般公開日)自由参加

*スケジュールは都合により予告なく変更される可能性があります。
 東京ゲームショウ一般公開日は、9月19日(土)分のみチケットを進呈します。

■参加特典
スカラーシップに合格した奨学生は、CEDECのレギュラーパスか、東京ゲームショウの参加権が支給されます。
都内のゲーム開発スタジオ数社を訪問し、ゲーム開発風景の見学や、開発者との交流やディスカッションを行います。

■スタジオツアー協賛企業 2015

CEDEC コース 株式会社Aiming
ジープラ株式会社
株式会社たゆたう

TGSコース
株式会社Aiming
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社ランド・ホー

■募集国籍
全世界からイベントごとに9名ずつ、合計18名の奨学生を募集します。

■備考
・CEDECと東京ゲームショウの双方を、同一人物が応募することはできません。
・過去のCEDEC&TGSスカラーシップ合格者は応募できません。
・会場までの交通費、宿泊費、食事など、滞在に必要な出費は自己負担となります。
・スタジオツアーは諸事情によりキャンセルになる場合があります。その際もパスと参加権はご提供いたします。
・すべての参加者は参加後、日本語または英語による体験レポートを提出いただきます。体験レポートはウェブサイトで掲示されます(例はこちら
・すべての参加者は参加後、アンケートに協力いただきます。アンケートは協賛企業・団体に送付されます。


募集要項

スカラーシップの希望者は、以下の条件を満たすことが必要です。

・日本語での日常会話(海外からの参加申し込みにおいても日本語での日常会話力が求められます)

・18歳以上の専門学校生・短大生・大学生・大学院生

・将来日本のゲーム業界に進みたいという強い意識を持っていること

以上の条件を満たす応募希望者は、
アンケートフォームから必要項目を記入してください。
②学生証のコピーをスキャンまたはデジタルカメラなどで撮影の上、info@igda.jp までメールしてください。その際にメールの件名を必ず「スカラーシップ2015申し込みの件」とし、本文に名前・学校名・応募コース(CEDECまたはTGSのいずれか)を明記してください。

締め切り:7月6日(月)


メンター募集

IGDA日本ではスカラーシップ実施にあたり、ゲーム業界の開発者の方々に、学生のフォローアップをボランティアで行うメンター(師匠・先輩)を募集します。私たちはメンターの方々に対して、学生と共に行動しながら、ゲーム開発についての質問を受けたり、キャリアについて助言を行ったり、業界内の人脈を紹介するなどして、学生に対する刺激を与えていただくことを期待しています。

メンター希望者はスカラーシップ期間中(CEDEC:8月26日-28日/TGS:9月17日-20日)、少なくとも1日(1時間以上)、会場で奨学生に時間を割いていただきます。

メンターご希望の方は、以下の項目をそえて7月31日(金)までに、メールにてご応募ください。

・名前
・社名
・役職
・業界歴
・最近の主なタイトル
・携帯電話番号
・メールアドレス
・Facebookの登録アドレス
・スカラーシップにどの程度時間を割いて頂けるか

*メンターにはCEDEC、東京ゲームショウのパスは支給されません。ご注意ください。


協賛企業募集

IGDA日本ではスカラーシップ実施にあたり、スタジオツアーにご協賛いただける企業様を募集します。詳細はメールにてお問い合わせください。

すべての問い合わせ先はこちら
IGDA日本代表 小野憲史(info@igda.jp)

2015年4月30日木曜日

CEDEC&TGSスカラーシップ2015応募の前に知っておいて欲しいこと

今年もCEDEC&TGS2015スカラーシップの応募が近日中に始まります。募集フォームの中に「ボランティア」および「ボランティア活動」について記入する欄があります。もっとも、この「ボランティア」という言葉の意味が今ひとつわかりにくいのも事実です(これは日本だけでなく、アメリカや全世界の学生にとっても同じようです)。そこでIGDAスカラーシップの公式サイトで「ボランティア」について興味深いブログが書かれました。日本語に訳出しましたので、ぜひ一読の上で応募書類の記入に進まれることをオススメします。

ボランティア:報酬を超えて

2013年のスカラーシップ選抜委員会のクリス・ティホールによって書かれたこの文章は、彼そして多くの委員がスカラーシップの選考を行う際に気がついたことを良く表しています。

IGDAスカラーシッププログラムの選考委員として、私は本当にたくさんの学生からの応募書類のチェックに時間を費やしてきました。これは非常に印象的な経験でした。というのも、私は未来のゲームクリエイターの波が、彼ら・彼女らが学びそして作り上げた各々の作品から押し寄せるという素晴らしい現象を目の当たりにしたからです。しかし残念ながら別の側面もありました。というのも、多くの応募書類が応募者の可能性を十分に引き出していないと感じたからです。中にはそのままでも良いのですが、磨けばもっと光る応募書類もみられました。そして残念なことに、応募者の長所をまったく引き出せていない応募書類もたくさんありました。次第に、それらを見るのが苦痛になってきました。ちょっとしたことに気をつけるだけで、簡単な間違いが避けられたはずだからです。

いちばん多く間違いがみられたのは「ボランティア」という言葉の意味や使い方についてでした。こうした間違いを見るにつれ、私は学生がボランティアという言葉の意味を(訳注:スカラーシッププログラムにおける文脈において)しっかり理解していないことに気がつきました。そして、何か私にできることはないかと考え始めました。そこではじめに、応募書類の中で学生がボランティア活動だと思っている一方で、実際はそうではない例について紹介しましょう。

・IGDAのチャプターやゲーム開発者コミュニティが主催する勉強会などに参加する〜とても楽しく刺激的ですが、これはボランティア活動ではありません。
・自分のゲームを作る〜とても良い学びの経験が得られますが、これはボランティア活動ではありません。
・他人のゲーム開発に協力する〜同じくボランティア活動ではありません。
・学校のゲーム開発プロジェクトに参加する〜これはボランティア活動ではなく学習活動です。
・慈善事業に寄附する〜ぜひ寄附してください。しかし、これをボランティア活動とは呼ばないでください。
・慈善事業に参加する〜ぜひ参加してください。意義のあることですし、すばらしい経験が得られます。しかし、これはボランティア活動ではありません。
・無償のインターンシップに参加する〜すごくいい経験が得られますよね、しかしボランティア活動ではありません。
・インディゲームを買う〜すばらしい! インディゲームはあなたの時間とお金を消費します。しかし、これはまだボランティア活動ではありません。
・クラウドファウンディングをサポートする〜同じく価値のあることですが、ボランティア活動ではありません。
・商業ゲームのβテストに参加する〜商業スタジオがゲームのクオリティを商品レベルに上げるために、どのような工程を経ているか経験する良い手段ですが、これはボランティア活動ではありません。
・GameJamに参加する〜ゲーム作りについて学ぶ上で個人的に一番すばらしい方法だと思っていますが、想像がつくように、これはボランティア活動ではありません。
・海賊版ではなく正規版のゲームを購入する〜それはボランティアではなく法律に則った行為ですよね。

まだまだたくさんあります。しかし、もういいですよね。そろそろ「ボランティアではない例」を上げるのはやめましょう。おそらく、どんな例が(ここで求められる)「ボランティア活動」なのか、皆さんもわかってきたのではないでしょうか。その参考例を少し挙げてみましょう。

・IGDAチャプターやゲーム開発者コミュニティの運営を手伝う〜地元のオーガナイザーに運営のサポートを申し出ましょう(彼らはいつもサポートを求めています)。もしそうした活動が身近なところになければ、自分で立ち上げましょう。
・慈善事業を手伝いましょう〜募金を集めたり、団体が目標に到達する手助けをしたリ、自分が属しているコミュニティを良くすることに自分の時間と情熱を注ぎましょう。あなたの助けが必要な団体がたくさんあります。もしかしたらゲーム作りに必要なスキルを用いて協力できるかもしれません。絵を描くスキルを用いてポスターを作ったり、壊れたコンピュータを修理したり、などです。
・地域の学校を助けましょう〜放課後に子供たちにプログラミングや絵画や文章の書き方を教えてみてはどうでしょう。あなたの持っているスキルが活かせることなら何でもいいのです。
・カンファレンスの運営を手伝いましょう〜カンファレンスのほとんどは、たくさんのボランティアスタッフによって運営されています。あなたのお気に入りのカンファレンスの運営を手伝ってみませんか? 多くの場合、イベントの無料参加権が得られるだけでなく、同じような情熱を持つ素晴らしい人々に出会ったり、カンファレンスがどのように運営されているのか、舞台裏から知ることもできます。
・IGDAの運営を助けましょう〜私たちは自分たちの時間を自発的に費やして運営を手伝ってくれる人々を常に探しています。IGDAの活動は、みなすばらしいボランティア精神にもとづいて行われています。私たちにコンタクトしてください。すぐに自分ができることがわかるでしょう。

まとめると、ボランティア活動はあなたの時間と情熱を、周りの誰かがあなたにしてくれること以上に、周りの誰かにたいして自発的に提供することです。それはあなたが属しているコミュニティに対して能動的に参画していくことであり、地域的にも国際的にも、公共的にも商業的にも、すべてを少しずつ良くしていくことに繋がります。重要なことは「情けは人のためならず」という言葉の意味を知ることです。あなたは人間関係を構築し、新しいことに挑戦し、人々の生活を良くしていることを自覚することで、満足感を覚えるでしょう。これは始まりに過ぎません。地域のIGDA支部でのボランティア活動が、IGDAスカラーシッププログラムでの活動へとつながり、IGDA全体での活動へとつながっていきます。実際、私はこの文章をボランティアで書いています。というのも、私は学生がよりよいIGDAスカラーシップの応募書類を書く手伝いをしたいと思っていますし、すばらしい応募書類にもとづいて合否の判断をしたいのです。もしこの文章が応募者の誰かの役にたつとしたら、自分の努力も報われたというものです。

クリス・ティホール

クリス・ティホールはゲームシナリオライター・ナラティブデザイナー・コミック作家そしてIGDAビクトリアのオーガナイザーです。彼はまたアイロニック・アイコニック・スタジオの創造性にあふれたクリエイターでもあります。このウェブサイトで彼の作品をチェックできます。


(日本語参考訳作成 小野憲史)